●掘り出し物発見?!地味なラベルですが品質は光ってます!
クーベーアーにする畑が年によって変わるため、生産者名を付けたグーツワインとしました。
とてもこの価格とは思えない、充実した甘味、酸味があり、はつらつとした味わいです。
家族経営の小さな生産者が丁寧に造るからこその、素晴らしい品質です。
初心者の方からドイツワイン通の方まで、ぜひお試し頂きたいワインです。
ワインのタイプ | 白 やや甘口 |
生産者 | トーマス バルテン |
産 地 | ドイツ モーゼル |
葡萄品種 | リースリング種 |
アルコール度数 | 10% |
輸入元 | 稲葉 |
初心者におすすめ | ★★★★★ |
上級者におすすめ | ★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★ |
※ヴィンテージは現行ヴィンテージとなります。画像のヴィンテージとは異なることがあります。
●トーマス・バルテン
たっぷり時間をかけて、自然の賜物=ワインを造るトーマス バルテン
モーゼルのプラッテン(ツェルティンゲンの近く)の家族経営の生産者。
三代目のトーマス バルテン(42歳)はベルンカステルなどの醸造学校で6年間ワイン造りを学びました。所有する5.5haの畑は、有名なヴェレナー ゾンネンウーア(0.3ha)やツェルティンガー ゾンネンウーア(0.5ha)等にあります。最高のワインはデボン紀のスレート岩の急斜面のリースリングから生まれると考え、リースリングは斜面の畑だけで栽培しています。また、畑の50%以上が急勾配の斜面で、その傾斜は40%~75%にもなります。
ワイン造りのポリシーは“Less means more.”(「過ぎたるは及ばざるがごとし」と同様の意味)。畑仕事や醸造には、出来る限り自然な造りを心がけています。剪定は、特殊な機械を使用することによって、一人で作業が出来ます。これがバルテンのコストパフォーマンスの高い要因のひとつとなっています。この機械で葡萄の周りの葉をすべて除去することで、ボトリティスが付かないようにしています(そのための薬を使わなくてすみます)。10月から11月にかけて行なわれる遅い収穫は、葡萄に力強さを与える鍵となり、これによってアロマが最大限に引き出されます。発酵は天然酵母による自然発酵です。このため、通常は4週間程ほどの熟成期間が、倍以上の8~12週間かかります。
トーマスは「ハイテクノロジー商品(=培養酵母)は必要ない。」、「ワインは自然なものであるべき、そして自然のままであり続けるべき」と考え、「自然の賜物」であるワインにたっぷりと時間をかけています。